覚えておきたい肥料の与え方

家庭菜園で丈夫な野菜を育てるためには、肥料が欠かせません。適切な時期に正しい方法で施肥することがポイントです。ここでは肥料の与え方についてご説明します。


元肥と追肥

肥料を施す際、覚えておきたいのが元肥(もとごえ)と追肥(ついひ/おいごえ)です。元肥は種まきや苗を植えつける前に施す肥料で、追肥は植物の成長に応じて施す肥料です。

通常、元肥には長期間緩やかに効果が持続する緩効性肥料が適していて、追肥には速効性の高い液体肥料や速効性と緩効性を併せ持つ固形の置き肥が適していると言われています。
元肥や追肥を与える際は、肥料やけ(肥やけ)しないように数回に分けて与えるのがポイントです。

肥料の施し方

肥料の施し方は、元肥と追肥それぞれの方法があります。

元肥

元肥の施し方には、全体に肥料をまいて土とよく混ぜる「全面施肥」と、定植場所に掘った穴や溝の底に施す「溝施肥」という方法があります。根張りが浅い野菜には全面施肥、根張りが深い野菜には溝施肥が適しています。どちらも植物の根が直接肥料に触れると害を生じることがあるので、植物の根に触れないように肥料の層の上に少量の土をかぶせて植えつけたほうが良いでしょう。

追肥

追肥は野菜の栽培方法を確認し、それぞれの成長に応じて施します。初めは株元近くに施し、2回目、3回目と回数を重ねるごとに株元から離していくのが基本です。毎回株元に肥料を与えると、根への障害が出やすくなるので、根の伸びている先端を目安に施してください。その際、水の管理も重要になります。土が水分を多く含んでいれば効果は出やすいですが、乾燥している場合は丁寧に水やりをするか、水の代わりに液肥を与えて効果を引き出すと良いでしょう。

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